救護施設 慈照園

社会福祉法人 遠州仏教積善会

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背景

慈照園からのお知らせ

 令和3年11月15日、静岡地方裁判所浜松支部より大村泰平裁判官をお招きして、職員を対象に裁判員制度の出前講座をお願いしました。
裁判員制度の目的、選ばれ方、裁判の審理日程、審理方法、など、実際に裁判員になったことのある職員の感想などもふくめて説明をしていただきました。
事前に裁判員制度についての質問を職員から出してもらい、それに答える形で話を進めていただきました。
参加者からは、精神障害がある利用者が抽せんで当たった場合に、本人が「やりたい」という意思があった場合のことなど、質問がでました。
障害があると思われる触法者に対する福祉的支援の必要性が今日的な課題となっています。新聞・TVなど裁判報道に注目するようになりました。

大村裁判官による説明

裁判員制度の職員研修

 令和3年2月19日 浜松市発達相談支援センター ルピロ 内山 敏 所長をアドバイザーとして事例検討会を行いました。
今回は、虐待、愛着障害、トラウマをキーワードに、これらの関連についてレクチャーをいただきました。
虐待によって引き起こされる愛着障害には、①反応性愛着障害(不安、距離の遠さ)と②脱抑制型愛着障害(距離が近いのに信用しない、やられる方へよっていく)の2つのパターンがあること、
トラウマには①Fight(戦う)②Freeze(固まる)③Frightened(おびえる)などの反応があること、
これらに対処するためには、「冷静さと一貫性」がとても重要であることを説明していただきました。

 

令和2年12月15日、16日 株式会社リコー 社会貢献クラブ FREE WILL 助成事業として「スーパーバイザー養成講座」(全3回)の第3回目の職員研修を行いました。
植田 寿之さん(フリーランス)を講師として、12月15日は全体講座、16日は演習講座として実施しました。
植田講師よりお話しいただいた内容は以下です。

私たちの仕事は対人援助の仕事です。
対人援助は、①暮らしを支える視点 ②援助の基本的態度 ③話を聞く技法 が重要です。
①視点については、課題・問題はさまざまな要因がからみあい、つながっていること、システムとして理解することが大切


②援助の基本的態度は、バイステックの原則にもとづき、共感をもって傾聴し、非審判的態度で接し、よく話を聞いて「安心できる関係」をつくること


③話を聞く技法は、共感の態度を示し、非言語的表現を重視し、話しやすい状況をつくり、要約の技法などで課題を整理していくこと などです。
総じて 対人援助の技術=視点×態度×技法 であること

 がわかりやすい例で説明されました。


16日の演習講座では、2つのグループにわかれ、各グループ一人のメンバーの「現在困っていること」を検討事例として、話し合いました。グループを活用したピアスーパービジョンの演習です。

①提案者、司会を決める
②提案者より、自分の困っていることを提供
③他メンバーより質問
④事例を図にして整理する
⑤よい所を整理する
⑥今後の方向性を検討する
⑦ふりかえる

提案者の「気持ち」を大切にする、という事前の約束があり、このことが、提案者には「話しやすくなる」メリットがあり、さらに話しやすくなることで問題解決の糸口がみつけやすくなる、という効果があることを実感として学ぶことができました。
スーパービジョンは、共感、非審判的態度により、話しやすい関係ができ、他の人に「話すこと」で解決できることもあることが理解できました。
また、秘密の保持がされることで安心して話せることにもなります。
とても貴重な演習となりました。

 10月29日 浜松市発達相談支援センタールピロの内山所長をお招きして、事例検討会を行いました。
職員とは違った視点でアドバイスをいただいたり、自閉傾向の方に有効な「タイムタイマー」などを紹介していただきました。

令和2年10月26日・27日 株式会社リコー社会貢献クラブFREE WILLの助成により、第2回慈照園スーパーバイザー養成講座を開催しました。
26日は「対人援助の奥深さ、難しさ、そしてやり甲斐」という内容で、講師に植田寿之さんをお招きして実施しました。
私たちの仕事は対人援助の仕事であり、人と人のかかわりのなかで行われること、無意識のうちにお互いに影響を与えあっていること、善悪の判断をしないで話をきくこと、「安心できる関係」が重要であること、などを学びました。
27日は2人一組になって、コーチング演習を行いました。GROWモデルといわれるコーチング技法を演習しました。

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救護施設 / 精神障害者 / 地域移行 / 自立生活 / 継続支援
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