救護施設 慈照園

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慈照園からのお知らせ

2021.01.06|職員研修

12月15日,16日 職員研修(第3回スーパーバイザー養成講座)

令和2年12月15日、16日 株式会社リコー 社会貢献クラブ FREE WILL 助成事業として「スーパーバイザー養成講座」(全3回)の第3回目の職員研修を行いました。
植田 寿之さん(フリーランス)を講師として、12月15日は全体講座、16日は演習講座として実施しました。
植田講師よりお話しいただいた内容は以下です。

私たちの仕事は対人援助の仕事です。
対人援助は、①暮らしを支える視点 ②援助の基本的態度 ③話を聞く技法 が重要です。
①視点については、課題・問題はさまざまな要因がからみあい、つながっていること、システムとして理解することが大切


②援助の基本的態度は、バイステックの原則にもとづき、共感をもって傾聴し、非審判的態度で接し、よく話を聞いて「安心できる関係」をつくること


③話を聞く技法は、共感の態度を示し、非言語的表現を重視し、話しやすい状況をつくり、要約の技法などで課題を整理していくこと などです。
総じて 対人援助の技術=視点×態度×技法 であること

 がわかりやすい例で説明されました。


16日の演習講座では、2つのグループにわかれ、各グループ一人のメンバーの「現在困っていること」を検討事例として、話し合いました。グループを活用したピアスーパービジョンの演習です。

①提案者、司会を決める
②提案者より、自分の困っていることを提供
③他メンバーより質問
④事例を図にして整理する
⑤よい所を整理する
⑥今後の方向性を検討する
⑦ふりかえる

提案者の「気持ち」を大切にする、という事前の約束があり、このことが、提案者には「話しやすくなる」メリットがあり、さらに話しやすくなることで問題解決の糸口がみつけやすくなる、という効果があることを実感として学ぶことができました。
スーパービジョンは、共感、非審判的態度により、話しやすい関係ができ、他の人に「話すこと」で解決できることもあることが理解できました。
また、秘密の保持がされることで安心して話せることにもなります。
とても貴重な演習となりました。

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