2017.07.25|職員研修
7月6~7日 第51回関東地区救護施設研究協議会が開催されました。
平成29年7月6日~7日、沼津市プラサ ヴェルデにおいて、第51回関東地区救護施設研究協議会が『「第二次行動指針」のさらなる取り組み~地域と取り組む生活困窮者支援とは~』というテーマのもと、開催されました。今年度は静岡県が当番県で、慈照園からはスタッフとして職員5名が参加しました。左右田雅子慈照園長がしずおか実行委員会委員長を務めました。
6日は開会式のあと、中央情勢報告として、全国救護施設協議会の木間幸生副会長が報告を行いました。
救護施設として平成25年度から27年度にかけ取り組まれた「救護施設が取り組む生活困窮者支援の行動指針」と、生活困窮者支援法の施行、その後の28年度から取り組まれている「第二次行動指針」の進捗状況について報告されました。
その後、4つの分科会に分かれ、討議されました。今年度は防災・防犯に関する分科会も新設されました。
第1分科会 「第二次行動指針における生活困窮者支援と救護施設」
第2分科会 「地域や他施設への移行支援」
第3分科会 「利用者の人権に配慮した個別支援(健康・栄養・日中活動等)」
第4分科会 「救護施設における防災・防犯」
分科会終了後、情報交換会が行われました。
アトラクションとして、沼津市立高尾園の利用者と片岡亮太氏(第3分科会助言者)の和太鼓演奏、西遊記の寸劇などが行われ、会場を沸かせました。
7日は、特別講演として、「地域でつくる就労支援~静岡方式~」を演題に、津富宏 静岡県立大学教授の講演がありました。格差が小さいほど幸福になれることなどが統計からわかっていること、人生早期の介入こそ有効であること、救護施設ができることは、地域のオーガナイザーとして地域の作戦基地のひとつとなり、根本の原因を示し、解くこと、と説かれました。そして、沼津市を中心に静岡県東部で展開されている就労支援方法が紹介されました。
続いて記念講演として、和太鼓&パーカッション奏者の片岡亮太氏が演奏を行い、「人が集い、音が響き、時が輝く」と題して、視覚障害者としての生活や、沼津市立高尾園の利用者との和太鼓を通じた交流などについてお話いただきました。
救護施設としてできることは、まだまだたくさんあり、創意工夫が大切で、ネットワークの重要性について改めて実感しました。
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