2016.11.28|職員研修
11月19日日本福祉大学セミナーin静岡「静岡のふくし 未来へのバトン」に職員1名が参加しました。
プログラムは3部構成で、1部がピアニスト辻井伸行さんの母親の辻井いつ子さんの講演、2部が静岡の福祉を築いてきた人々の座談会、3部がこれからの福祉を担っていく大学生・高校生たちの発表でした。
<1部>
◆記念講演 「明るく、楽しく、あきらめない生き方」 講師:辻井いつ子さん
視覚障害を持って生まれてきた伸行さんの、これまでのエピソードを伺いました。 伸行さんが全盲で生まれて、手探りで子育てをしてきた。 才能に気がついたのは2歳3か月ころ。自分が歌っていたジングルベルをおもちゃのピアノでひいた。そのころは楽しくピアノで遊べればよかった。
5歳の時にサイパン旅行で、旅行先のショッピングモールのグランドピアノをひかせてもらった。「渚のアデリーヌ」。みんなが拍手してくれた。 ピアノが彼を光の当たるところにつれていってくれるのではと思った。
女性のピアノの先生に自宅にきてもらい演奏をしてもらっていた。 その先生が新しい先生を紹介してくれた。週に2回のレッスン。 親ががんばれ、とかレッスンしろといったことはない。ほめることだけ。スポーツも大好きで、特に水泳が好き。スキーもやらせた。ピアノの先生にはあきれられた。 親としては、自分たちが死んだあとも独りで生きていけるようにしたかった。 小学校は筑波大学付属盲学校に進学。小1で全国盲学校生ピアノコンクールに優勝した。
いろいろな出会いが大切。 中学生の時に指揮者の佐渡裕さんにテープを聞いてもらえる機会があった。すぐ連絡があり「会いたい」といってもらえた。楽屋のピアノをひかせてもらったところ、佐渡さんが涙して「いつかいっしょにやろう」といってくれた。 その後、パリのコンクールに呼んでくれたり、自分のステージで共演する機会をつくってくれた。
そして20歳の記念にクライバーン・コンクールに出場し、おもいがけず優勝できた。 人間のもつ可能性を感じた。可能性を信じるのが親の仕事。可能性を信じて、よいところ、やりたいことを伸ばしてあげてほしい。 お話を伺って、これは親だけでなく、支援に関わる者にとっても同じだな、と感じました。
<2部>
◆座談会 テーマ:静岡の『ふくし』を築いた先輩たち 未来につなぐバトン
<発表者> 神田均さん(静岡県ボランティア協会理事長) 山本たつ子さん(社会福祉法人天竜厚生会理事長)
川島優幸さん(社会福祉法人梓友会理事長)
上田貢一さん(聖隷グループ社会福祉法人十字の園副理事長)
<司会> 三田忠男さん(静岡県地域同窓会会長)
<コメンテーター> 原田正樹さん(日本福祉大学教授)
静岡県の社会福祉の黎明期から現在までの流れが紹介されました。どんな大きい法人でも最初は少人数から出発していて、理念が困難を支えてきたこと、そして地域のニーズを掘り起こしながら、地域の人々と共働して大きな輪をつくってきたことが紹介されました。
<3部>
◆パネルディスカッション テーマ:「ふくしの力 今、そして未来へ」
<発表>
ホッとホームてのひら
静岡県立富岳館高校健康福祉系列の高校生
静岡県立天竜高校春野校舎ボランティア部
高校生スタディツアーinアジア(静岡県ボランティア協会)
日本福祉大学災害ボランティアセンター
<司会> 小松理佐子さん(日本福祉大学教授)
高校生・大学生たちが、それぞれ自分たちの活動を紹介してくれました。
今の若者のそのままの表現がとても新鮮でした。 「(子ども食堂に集まる」子どもたちに、自分を信じる力、自己肯定感をもってもらいたい」という発言が心に残りました。 こうした若い人々と当園も交流をもっていく必要があると感じました。 11月5日の慈照園ふれあいまつりに聖隷クリストファー大学の学生がボランティアにきてくれましたが、こうした流れがさらに大きくなってくれればいいと思いました。
2016.11.20|交流
10月30日、わーくん(浜松市・湖西市勤労者共済会)主催のフットサル大会に職員有志で参加しました。
7チームが参加して2つのグループリーグに分かれ、各上位2チームが決勝トーナメントに進みました。
慈照園職員有志のフットサルチーム「グリーンアップル」は見事グループリーグを1位で突破し、準決勝も勝って、ついに3年参加して初めての決勝に進みました。
惜しくも決勝戦では敗れてしまいましたが、準優勝となりました。
これからも職員・家族の親睦と健康維持のために、フットサルを楽しんでいきたいと思います。
わーくんのホームページにもフットサル大会のことが掲載されています。
http://www.workn.or.jp/workn/index.php
http://www.facebook.com/workn.hamamatsu/
2016.11.19|行事
2016.11.19|行事
10月3日 わがまちめぐりに行ってきました。
わがまちめぐりとは、利用者の皆さんにグループに分かれてもらい、自分たちの住んでいる浜松のことを学びながら昼食を食べてきてもらう行事です。グループごとに話し合ってどのようなコースをめぐるか計画をして、いつもと違う場所での食事をとることの出来るこの日を利用者も楽しみにしていました。
当日は、グループごとに楽器博物館や科学館、映画館、カラオケ、バイキングなどさまざまなコースをめぐり、満喫してきました。
2016.11.19|行事
11月5日 ふれあいまつりが開催されました。
11/5(土)慈照園内にて平成28年度「ふれあいまつり」が開催されました。
今年度は、保護者17名、民生委員16名、第三者委員・理事4名、ボランティア・元職員9名、合計46名のお客様に来園頂きました。
ここ最近、気温が低くなり、天候が心配されましたが、当日は、天気に恵まれ、風もなく、良いロケーションとなり、外での会食も楽しむことができました。
午前中は、慈照園の活動を報告する懇談会が行われ、午後には会食パーティと交流会を実施しました。交流会では、慈照園の詩吟クラブに所属している利用者さんの発表や、音楽演奏、浜松奇術会さんによるマジックショーが開催され、お客様に喜んでもらえる姿が見られました。
初めての試みとして、利用者・職員による音楽演奏を行いました。曲は、「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん 夜の星を」です。利用者の中で、ハンドベル隊を結成、その他にも、エレキギターやコーラス、ピアノ、パーカッションなど、職員と利用者で音楽隊を結成し、本番に向けて、皆、一生懸命練習を重ねました。
本番でも、楽しく演奏することができ、お客様から大きな拍手をいただくことできました。皆が一つの方向に向かって、努力を重ねることの重要さを感じることができました。
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